有料老人ホームの種類と探し方
有料老人ホームには「健康型有料老人ホーム」「住宅型有料老人ホーム」「介護付き有料老人ホーム」の3種類があります。
健康型有料老人ホームとは食事などのサービスはありますが、自立して生活できる方が対象です。介護が必要になった場合、退去（介護付き老人ホームへの移転）が必要になります。
住宅型有料老人ホームとは食事などのサービスが付いた居住施設ですが、介護サービスはありません。要介護になった場合、外部の居住介護事業所から介護サービスを提供（有料）してもらう必要があります。
介護付き有料老人ホームとは介護サービスを義務付けられた有料老人ホームで、介護サービスはホームのスタッフ（または委託先の介護サービス事業所）が提供します。
そのほか老人を対象とした施設には、「特別養護老人ホーム」「養護老人ホーム」「軽費老人ホーム」「ケアハウス」「グループホーム」「療養型医療施設」などもあります。
それぞれの住んでいる地域や自分の健康状態やかけられる費用などを検討してどの施設に入居するかじっくり決めましょう。
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有料老人ホームの賢い選び方のポイント
有料老人ホームを選ぶ際、運営理念や経営母体・スタッフの対応などさまざまなチェックすべきポイントがあります。
ここでは失敗しない有料老人ホーム選びの重要な3つのポイントについて解説します。
（１）老人ホームの入居費用＆利用料
有料老人ホームにかかる費用としては「入居金」と「月額利用料」があります。
「入居金」は老人ホームに入居する際にかかる一時金のようなもので、その金額や内訳はそれぞれの老人ホームによって異なります。最近では、入居の際に多額の入居金を取らず、賃貸住宅のように入居金に当たるものを月額で徴収するホームもあるようです。
「月額利用料」は毎月の食費や管理費、介護にかかる費用などでこれも金額や内訳はそれぞれの老人ホームによって異なります。基本的には家賃・管理費、光熱費、食費、介護に関わる実費、介護保険自己負担額の１割などです。
「入居金」にしても「月額利用料」にしても入居する前に金額と内訳をしっかり確認しておくことが大切です。
また入院などをした場合に老人ホームに不在のときの費用はどうなんるのかなども事前にしっかり確認しておきましょう。
（２）老人ホームの立地条件
有料老人ホームを選ぶ際に立地条件も重要なポイントになります。
とくに都会、郊外、田舎、住み慣れた町に近い、家族が住む街に近いなど自分の理想とするライフスタイルを短期的にではなく、10年、20年後のことも考えて長期的な視野で検討することが大切です。
また思い切って住んだことのない地域を選択する場合、どの県が住みやすい・暮らしやすいかなどしっかり情報収集しましょう。
・北海道・東北（北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島）
・関東（茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 山梨）
・甲信越・北陸（長野 新潟 富山 石川 福井）
・東海（静岡 愛知 岐阜 三重）
・近畿（滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山）
・中国・四国（岡山 広島 鳥取 島根 山口 徳島 香川 愛媛 高知）
・九州・沖縄（福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄）
寒いよりも暖かいところ、都会よりも田舎、山が近い、海が近いなど自分の趣味・嗜好にあった地域・施設を選択しましょう。
（３）老人ホームのスタッフ・施設長の対応
有料老人ホームを選ぶ際になんといってもそこで働くスタッフや施設長の人柄がいいかが重要です。
入居者がホームで長く楽しく過ごせるかは、設備やサービスだけでなく、スタッフの働きぶりや表情、対応がいいかにかかっているといっても過言ではないでしょう。
そういう意味で入居前にスタッフとや施設長とじっくり話して、介護に対する考え方、入居者に対する考え方、接し方などしっかり見極めましょう。
ほかにも医療体制や介護サービス、苦情対応、運営理念、経営状況などについても聞いてみることをおすすめします。
まずは気になる有料老人ホームを見つけたら、無料資料請求でパンフレットやカタログを取り寄せて実際に見学、体験に行ってみましょう。